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2008年4月26日 (土)

POWWOW READING lesson1

パウワウR lesson1

Tree Climbing Help Us Grow  ─木登りは私たちを成長させてくれる─

私は8歳のときに梢の世界を知った。私はカナダに引っ越してきたばかりのアメリカ人少年だった。私は臆病で自信もほとんど持てず、学校でずいぶんいじめられた。

ある日、祖父が私を散歩に連れ出した。彼は大きな木の下で足を止め、「よし、ジョン。この木に登ろう。」と言った。彼は登り始めた。彼は上へ上へと登っていった。彼に続いて私も全力を尽くして登った。ほとんど木の梢にたどり着いたとき、私は止まって見回した。世界が私の下に広がっているのに気付いた。

祖父は言った。「ジョン、お前は目の前の大きくて広い世界の中で生活をしているのだ。お前の学校はその中の小さな一部に過ぎないことが分かるだろう。視点を変えることによって、お前は安心するだろう、そして心の平和を見つけるだろう。ほら、周りを見てごらん。」町を見下ろすにつれ、私はより自由に、より自信を持つようになった。

その後、祖父は私に近所の子供たちとツリーハウスを作ってはどうかと言った。彼らはそれを作るのに関心を示した。毎週末、祖父の裏庭にますます多くの子供たちが集まった。ありがたいことに、私には友達がたくさんできた。

30年後、私はカリフォルニアでセコイアオスギに登る機会があった。登る前日、私は弓を使ってロープをかけた。翌日、セコイアに登るまえ、森に感謝の祈りをささげた。

登るにつれ、私は視界が急速に変化し続けているのに気付いた。約40メートル登った所で、私は周囲の木々が、それらは約20メートルの高さだったのだが、私の下に広がっているのが見え始めた。このセコイアオスギは周囲の小さな木を強風や雷から守っていた。しかし同時に、このセコイアはひとえに小さな木々にその根を支えられているから立っていられた。森のこの命の相互依存は森が永遠に生きられるようにするのだ。

2時間の木登りのあと、私はようやく60メートルに達した。小さな昆虫、樹皮に生い茂る植物、小鳥、それに他のさまざまな野生生物がこの巨大な木でともに生きていた。

さらに30分登ると、私は地上80メートルの木の梢にたどり着いた。私の下で、ヒナのえさを探してワシが羽を広げて飛んでいた。梢近く、幹に人一人が入れるほど大きな穴があった。私は一晩そこで過ごした。私は木に抱かれているのに気付いたのは、そのときが生まれて初めてだった。

ある日、オレゴンで私は18歳の若者と、彼のカウンセラーのマークと一緒に高さ60メートルのサトウマツに登った。この若者はわずか12歳のときに殺人を犯していた。彼は生まれたときから不幸な人生を送ってきた。木には母のぬくもりと人を変える力を持っていると信じていたから、私は彼を助けたかった。

木の根元で彼は手錠をはずしてもらった。それから彼はロープをつかんで私の後に続いた。マークも続いた。20メートル地点で、少年は緊張しているようだった。

40メートル地点で、私たちの下に世界が開けた。少年は生まれて初めて恐怖を経験しているようだった。彼は私に助けを求めた。私は彼の震える体を抱きしめ、「もう大丈夫だ。」と優しく言った。

マークが言った。「こんなに大きな木でさえ周囲の小さな木々に支えられている。君が社会に戻ったとき、自分自身を変えて他人に優しくすれば、君のことを支えてくれる人が周囲にいることに気付くだろう。」

私たちは木の梢で少年と4時間話をした。彼は取り乱して泣いた。そして彼は言った。「涙。涙って温かいんだね。」木から降りたあと、少年の目は、サトウマツに登る前はあれほど威嚇的だったのに、今ではどことなく暖かな優しさで満ちていた。

木の梢からの眺めはとてもいいので、時としてどちらかというと見たくない物まで見てしまうことがある。道端に投げ捨てられたごみは本当に目障りである。

私は日本である日、次の行動を目撃した。その日の朝、私はオークに登って双眼鏡とデジタルカメラで野鳥を観察していた。一台の車が止まった。中年の夫婦が出てきて車から古いテレビを取り出した。彼らは森にそれを捨てようとしていたのだ。私は「おはようございます。」と叫んだ。当惑した様子で彼らはテレビを、それは半分出かけていたのだが、トランクに押し戻した。それから彼らはすばやく車に戻ると走り去った。ツリークライマーが森の保護者として行動しなければならないのはずいぶん悲しいことである。

私はツリークライミングジャパンの創設者である。私たちは人々が安全に楽しめるようにツリークライミングのイベントを手配する。ツリークライミングは若者でもお年寄りでも、男性でも女性でも、そしてあらゆるさまざまな身体能力の人々でも楽しめる。私たちはできるだけ多くの人々に、木の梢で知る類のない素敵な気持ちを経験してほしいと思う。/

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