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2008年5月16日 (金)

UNICORNⅡ lesson4

ユニコンⅡ lesson4

Fashion - A Reflection of the Times -  ─ファッション:時代の反映

1950年代

この写真を見て欲しい。このドレスが1947年に発表されたと信じられるだろうか?“ニュールック”と呼ばれるこのスタイルはフランスのクリスチャン・ディオールがデザインした。このドレスは高価な生地を使ったフレアスカート、ぴったりしたウェスト、ノーパッドのナチュラルショルダーを持っていた。

戦争中、人々は慎重にお金を使わなければならなかった。彼らの着る服にはこの心配が表れている。ほとんどのスタイルは似通っていて、あまり意匠を凝らさず地味で質素だった。これらの服は安くて普段着として実用的だった。

戦後、女性はファッションの新たな変化を切望した。これがディオールの“ニュールック”がたちまち人気を博した理由の一つである。それを見て女性たちはファッションの美しさと豪華さを思い出した。ニュールックは女性のファッションに革命を起こし始め、パリをファッションの世界の中心地として確固たるものにした。

ディオールはファッションを劇的に変えた。それはファッションの歴史の新しい出発点だったと言える。

1960年代

1960年代は変化と反抗の時代だった。アフリカでは多くの植民地が独立した。アメリカでは公民権運動によってようやく黒人が少し自由になった。ベトナム反戦運動もたくさん起こった。若者はこれらの運動だけでなくファッションにおいても重要な役割を果たした。

英国のロックグループのビートルズはこの時代のシンボルだった。彼らの音楽とファッションは新しくて興奮させる何かを表現していた。何百万という若者が、ビートルズの『愛こそすべて』のタイトルを見て分かるように、同じ“新しい希望”を持っていることを示すために彼らのファッションをまねた。ファッションモデルのツィギーもミニスカートを60年代のシンボルにした。ミニスカートとビートルズのファッションは伝統的なやり方に対する若者の反抗を反映していた。

ファッションスタイルが常に変化し続けていることを考えると、現在でもミニスカートが見られるのは面白い。このスタイルは50年近くも出回ってきたのである。

1970年代

この間に“ストリートファッション”が人気になった。若者が集まる地区の通りは新しいファッションの発祥地になった。

ストリートファッションは異なる二つの方法で発展した。一つ目の方法はデザイナーがある一つのストリートファッションを見つけそれを世界中の人気ファッションとして確立させるものだった。マリー・クワントはこの方法の先駆者だった。彼女はロンドンのカーナビーストリートを歩く短いスカートをはいた女の子を観察していた。この短いスカートに触発され、彼女はミニスカートをデザインし、有名なファッションショーで発表した。70年代、多くのデザイナーが彼女の方法に倣った。

二つ目の方法は、通りで他の若者が着ているものを真似ることによって若者たち自身があるファッションを広めるというものだった。これの一つのいい例がヒッピー・ファッションである。ヒッピーは社会の慣習的なやり方の多くを拒絶する若者たちだった。戦争に強く反対していたので、彼らは人々に仲良く平和に暮らすよう促した。彼らの多くは髪を伸ばしてベルボトムのジーンズをはいていた。彼らの“ヒッピースタイル”が世界中で人気になり1970年代の一般のファッション界を席巻した。

1980年代~現在

1980年代に女性の社会的地位が著しく向上した。1979年、マーガレット・サッチャーが英国の首相になった。女性の服はこの新しい“力”を表現した。服は大きな肩パッドと、女性らしさを出す細いウェストも持っていた。要するに、1980年代の女性は“成功のために着る”と言われた。

女性の社会的地位は1990年までには確立されていて、キャリアウーマンは今では一般的で受け入れられている。それに応じ、女物の服と男物の服の境界がはっきりしなくなった。ファッションは男女共通になり、より多様になった。人々はタイトパンツもルーズパンツもはいたし、女性はミニスカートもロングスカートもはいた。

2000年以降、季節ごとの色や傾向など小さな変化を除いては、この傾向はあまり変わっていない。その上、カジュアル服がビジネスの世界でも普通になってきた。たとえばエネルギーを節約して自然環境を保護するのを助けるために、日本の環境省が“クールビズ”スタイルを導入した。2005年夏、多くのサラリーマンがこのカジュアルスタイルを身に着けた。

⑤ファッションは私たちの生活文化を反映する

ファッションは人々のきれいでかっこよくなりたいという願望を反映する。しかしこれがすべてではない。ファッションの歴史を振り返ってみると、ファッションはある期間の文化や芸術、社会的状況と密接に関連していることが分かる。

このことを考えると、ファッションの将来について何が言えるだろうか?社会は以前よりもさまざまなファッションを受け入れ、人それぞれの好みを尊重することに対してより寛容になってきたようだ。これは現代社会の反映であって、現代社会では好みや価値観が一層多様化した。もしそうであるなら、私たちは何が一番はやりかと聞くのはもはや的外れな時代に生きているのかもしれない。

このことは現代のデザイナーの姿勢にも見ることができる。たとえばアメリカのデザイナーのケイト・スペードは、自分が誰なのかとか自信を認識することからスタイルは始まると考える。「スタイルは生き方の一部だと思います。」彼女は言う。「周囲のもの、たとえば本や映画、芸術、音楽、旅行、特に人々などについてよく考えることが重要です。学んだことを適応させることによって、自分なりのスタイルを確立することができるのです。」

「流行を追うのではなく、センスのよい人になってください」という言葉が彼女の考え方をよく示している。/

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